じょさんしサロンにこ

助産師 二家本 千昌 / じょさんしサロンにこ

からだこころ育む旬の簡単レシピ

里芋

旬:秋(9月から11月)

里芋は、はるか昔、縄文時代より親しまれてきた食材です。秋には各地で「芋煮会」が催されます。写真の里芋は「石川早生(いしかわわせ)」という品種で、小さくてコロコロしています。

妊娠中の「里芋」効果

高血圧予防 芋類の中でもカリウムが多く、血液をサラサラにし巡りをよくします。
免疫力アップ 妊娠期は免疫力が下がりやすく、風邪やおりもののトラブル、口腔内のトラブルなど感染症の問題を抱えやすいです。里芋のぬめり成分は免疫力を高め、感染から身を守ります。
整腸作用 胃腸の粘膜にやさしく作用し整え、スルスルっと便通を良くします。

効果には個人差があります。

調理例

からだこころ温まる 里芋の味噌汁

冬に備えて、からだとこころが温まる、根菜類がいっぱいのお味噌汁。忙しくても旬の野菜を簡単に摂れる調理法です。

材料

里芋12個
ゴボウ1/2本
人参1/2本
大根10cm
シメジ1/2株
ネギ1/2本
つきこんにゃく150g
油揚げ1/2枚
鰹節30g
1000ml
味噌適量

作り方

  1. 水1000mlが沸騰したら火を止め、鰹節30gを入れます。そっと2分待ち、キッチンペーパーでこして一番だしを作ります。
  2. 一番だしの中にシメジを入れ、里芋、人参、ゴボウ、大根、つきこんにゃく、ネギを火が通りにくい材料から切り入れ、ぐつぐつと茹でます。
  3. 火を一度止め、お味噌を適量こして入れます。
  4. 最後に油揚げを入れ、火を通したら出来上がり。

メモ

里芋は寒さと乾燥に弱く、泥つきのまま新聞紙に包み風通しの良い場所に保存します。

おまけ

里芋の味噌汁の出汁ガラで、簡単に「おかか」が作れます。出汁ガラをフライパンでから炒り。水分がとんだら、しょうゆと砂糖(はちみつでも良い)とみりんを1:1:1の割合で入れて、焦げないように炒めるだけ。最後にいり胡麻を混ぜたら美味しい「おかか」の出来上がり。

鰹節は多くのアミノ酸やミネラル、DHAを含み、心身の疲労回復や免疫力アップ、血流促進などの効果があります。また、イライラや不安など精神の不安定(マタニティブルー)を緩和するので、妊婦さんと赤ちゃんの強い味方です。

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