じょさんしサロンにこ

助産師 二家本 千昌 / じょさんしサロンにこ

からだこころ育む旬の簡単レシピ

旬:秋(10月から11月)

「柿が色づくと医者が青くなる」と言い伝えられるほど栄養豊富な柿。写真の柿は「富有」という甘柿の代表種で、ふっくらと丸みがあり、甘く日もちするのが特徴です。

妊娠中の「柿」効果

免疫力アップ 体内で必要分のみビタミンAに変わるβカロテンやビタミンCが豊富です。ビタミンCは柑橘系の2倍も含まれます。免疫力を高め、風邪やおりものなどの感染症を予防します。
抗酸化作用 βカロテンやビタミンCが豊富で、細胞の酸化を防ぎます。妊娠すると弱くなりやすい皮膚や粘膜を強くします。
高血圧予防・浮腫予防 カリウムが豊富で、身体の水分バランスを整え、血液をサラサラにします。
骨を丈夫にする ビタミンAは、赤ちゃんの骨や歯を丈夫にします。

効果には個人差があります。

調理例

柿とマッシュルームのサラダ

柿の甘みとマッシュルームのコクが好相性の、秋らしい彩りサラダ。シンプルに食材の栄養素がまるまる摂れます。

材料

(写真は全材料の1/4量です)

1個
マッシュルーム7個
チコリ1個
オリーブオイル適量
自然塩少量
粗挽胡椒少量

作り方

  1. 柿・マッシュルーム・チコリを食べやすい大きさに切り、並べます。
  2. オリーブオイルを適量かけ、自然塩・粗挽胡椒をふったら出来上がり。

メモ

チコリ以外の野菜も代用できます。

柿はヘタに張りがあって、果実に張りついているものが新鮮です。

おまけ

柿には「渋柿」と「甘柿」があります。渋柿は、農家さんの手入れが加わり、渋みを抜いた状態で販売されています。甘柿にも渋みの成分タンニンが含まれますが、不溶性に変化することで渋みが感じにくくなっています。

柿にはタンニンが含まれるため、食べ過ぎると鉄分の吸収を妨げる可能性があります。ただし、それにも勝るビタミンCやカロテンなどの栄養素が豊富なため、避ける必要はありません。妊娠中は、何でもバランスよく食べることが大切です。

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