じょさんしサロンにこ

助産師 二家本 千昌 / じょさんしサロンにこ

からだこころ育む旬の簡単レシピ

玉葱

旬:秋(8月から11月)

玉葱は、年間を通して各地方で栽培される、育てやすい野菜です。日本には江戸時代に伝わり、明治時代以降栽培されるようになりました。さまざまな料理に合う万能な食材です。写真は「サラダたまねぎ」という品種で、辛味が少なくみずみずしい生食向きの玉葱です。

妊娠中の「玉葱」効果

疲労回復・ストレス解消 元気の源となるビタミンB1は、玉葱の独特の香り成分「硫化アリル」と結びつくことで、水に溶けにくくなり、体内に貯蓄されます。心身の持久力や回復力を高めます。
高血圧予防・浮腫予防 カリウムが豊富で、身体の水分バランスを整え、血液をサラサラにします。
免疫力アップ 抗菌作用があり、風邪などの感染症を予防します。
血糖値を下げる 旨味成分のジスルフィド類には、血糖値を下げて正常に保つ働きがあります。
消化吸収を助ける 硫化アリルは消化液の分泌を促し、消化を助けます。

効果には個人差があります。

調理例

玉葱と桜海老のやっこ

相性がよい桜海老と玉葱を組み合わせたアレンジレシピ。新鮮な玉葱の旨味がそのまま感じられる食べ方です。

材料(2人分)

豆腐1丁
玉葱小2玉
水菜適量
干し桜海老適量
ごま油小さじ1
自然塩少量
白胡麻少量

作り方

  1. 干し桜海老を少量の水で戻し、ごま油小さじ1で軽く炒めます。
  2. 玉葱をスライスし、水に2分さらします。
  3. 豆腐を半丁切り、その上に水菜、玉葱、桜海老、白胡麻をのせ、自然塩をふったら出来上がり。

メモ

生玉葱が苦手な方は、桜海老と一緒に炒めると、甘味が増して食べやすくなります。

玉葱に含まれる成分は、水に溶けやすいため、さらすのは短時間が望ましいです。

玉葱は、基本風通しの良い冷暗所で保存します。生食向きの玉葱は、冷蔵庫の野菜室で保存すると品質を保ちやすいです。

おまけ

先日、nico農園の玉葱を収穫しました。秋空の下、ひとつひとつ丁寧に洗って天日干ししました。大小不揃いなのも、個性があって愛おしく感じます。

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